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納豆は骨粗鬆症予防の味方?ビタミンK2と骨の関係を専門医が解説

2026.07.13

「納豆は骨にいいらしい」――健康番組やネットの記事で、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
毎朝の食卓に並ぶ身近な一品が、実は骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の予防と深く関わっていることが、近年の研究でわかってきました。

とはいえ、「本当に効くの?」「どのくらい食べればいいの?」「薬を飲んでいても大丈夫?」といった疑問もつきものです。
尼崎市・園田エリアで骨粗鬆症の専門診療を行うまえだ整形外科リウマチクリニックが、納豆と骨の関係を、医学的な視点からわかりやすく解説します。

こんな疑問・お悩み、ありませんか?

以下のような方は、ぜひ最後までお読みください。

  • 「納豆が骨にいい」と聞くけれど、本当なのか気になる
  • 健康診断や検診で「骨密度が低め」と言われたことがある
  • ご家族に骨粗鬆症の方がいて、自分も予防を始めたい
  • 骨を強くする食べ物を具体的に知りたい
  • 最近、身長が縮んだ・背中が丸くなった気がする

ひとつでも当てはまる方は、今日からの「食事」と「骨の状態を知ること」がとても大切です。

なぜ「納豆は骨にいい」と言われるの?

カギは、納豆に豊富な「ビタミンK2」

納豆のネバネバは、納豆菌が大豆を発酵させることで生まれます。
このとき納豆菌がつくり出すのが、ビタミンK2(メナキノン-7)という栄養素です。ビタミンK2は数ある食品の中でも納豆に特に多く含まれており、これが「納豆=骨にいい」と言われる大きな理由です。

ビタミンK2は「カルシウムを骨に定着させる」働き

骨を強くするには、まず材料であるカルシウムが欠かせません。
ただし、カルシウムをたくさん摂っても、それが骨にしっかり取り込まれなければ意味がありません。ここで活躍するのがビタミンK2です。

骨には「オステオカルシン」というたんぱく質があり、ビタミンK2はこのオステオカルシンを活性化させて、カルシウムを骨に結びつける“接着剤”のような役割を担っています。
つまり、カルシウム(材料)・ビタミンD(吸収を助ける)・ビタミンK2(骨に定着させる)の三つがそろって初めて、丈夫な骨づくりが進むのです。

納豆とビタミンK2が骨づくりを助けるイメージ

研究でわかってきた「納豆と骨折リスク」の関係

納豆と骨の関係は、実際の研究でも注目されています。
閉経後の日本人女性を対象とした調査では、習慣的に納豆を食べている人ほど、骨がもろくなって起こる骨折(骨粗鬆症性骨折)のリスクが低い傾向が報告されています。
また、納豆を多く食べる地域ほど、股関節近くの骨折(大腿骨近位部骨折)が少ないという地域差の報告もあります。

ただし、これらは「関連が見られた」という段階の研究です。
「納豆さえ食べていれば骨折しない」というわけではありません
あくまで、バランスのよい食生活の一部として納豆を取り入れることが、骨の健康を支える一助になる、と考えるのが正しい受け止め方です。

どれくらい納豆を食べればよい?

納豆は1日1パック程度を目安に取り入れるとよいでしょう。
ただし、「たくさん食べれば効果が高まる」というわけではありません。バランスの良い食事全体を意識することが大切です。

でも「納豆だけ」では骨は守れません

骨づくりに欠かせない栄養素

丈夫な骨のためには、納豆(ビタミンK2)だけでなく、次の栄養素をバランスよく摂ることが大切です。

  • カルシウム…骨の主材料(乳製品・小魚・大豆製品・小松菜など)
  • ビタミンD…カルシウムの吸収を助ける(鮭・サンマ・きのこ類など、日光浴も有効)
  • ビタミンK…カルシウムを骨に定着させる(納豆・ほうれん草・小松菜など)
  • たんぱく質…骨の土台となるコラーゲンの材料

「食事+運動」で骨はより強くなる

骨は、適度な刺激(負荷)が加わることで強くなる性質があります。
食事に加えて、ウォーキングなどの運動習慣を取り入れることが、骨粗鬆症の予防にはとても効果的です。
また、転倒を防ぐことも骨折予防には重要で、バランス訓練や下肢筋力を維持する運動も取り入れましょう。
食事と運動の両輪で、骨の健康を守っていきましょう。

【重要】ワーファリンを服用中の方は納豆を控えてください

ここでひとつ、大切な注意点があります。
納豆に多く含まれるビタミンKは、血液を固まりにくくする薬「ワーファリン(ワルファリン)」の効果を弱めてしまうことがあります。
心臓の病気や血栓の治療などでワーファリンを服用している方は、納豆を食べないよう指導されるのが一般的です。

「骨にいいから」と自己判断で始めるのではなく、お薬を服用中の方は必ず主治医や薬剤師にご相談ください
(※アスピリンなど作用の異なる薬では、この心配はありません。ご不明な点は医療機関でご確認いただくと安心です。)

骨密度検査で自分の骨の状態を知るイメージ

「自分の骨は大丈夫?」まずは骨密度を知ることから

納豆をはじめとした食事の工夫は、骨粗鬆症の“予防”にはとても有効です。
一方で、すでに骨密度が下がり始めている場合は、食事だけでなく検査と適切な治療が必要になることもあります。
骨粗鬆症は自覚症状が乏しく、骨折して初めて気づく方も少なくありません

だからこそ、「今の自分の骨がどんな状態なのか」を一度きちんと調べておくことが大切です。
骨密度検査について詳しくはこちら

まえだ整形外科リウマチクリニックの骨粗鬆症診療

当院は、日本整形外科学会 専門医・指導医が骨粗鬆症の診療を行っています。

DEXA法による精密な骨密度検査

当院では、骨密度をより正確に測定できるDEXA(デキサ)法を導入しています。
腰の骨と太ももの付け根の骨を測定することで、より精密に骨の状態を評価し、早期発見・早期対策につなげます。

一人ひとりに合わせた予防・治療プラン

骨粗鬆症は、年齢や生活背景、骨密度の状態によって必要な対策が異なります。
当院では初診時に丁寧に時間をかけてお話をお伺いし、食事・運動・お薬の必要性まで含めて、お一人ひとりに合わせたオーダーメイドのプランを一緒に考えていきます。

理学療法士・作業療法士による運動指導・リハビリ

薬による治療だけでなく、理学療法士・作業療法士が、転倒予防や骨を守るための運動指導・リハビリテーションをサポート。日常生活の中で無理なく続けられる骨活をご提案します。

まずはセルフチェックから始めてみませんか?

「骨粗鬆症が少し心配」という方は、まず当院の骨粗鬆症セルフチェックをお試しください。
簡単な質問に答えるだけで、受診の目安がわかります。

骨粗鬆症のセルフチェックはこちら

尼崎市で骨粗鬆症の検査・予防をお考えの方へ

骨密度検査で自分の骨の状態を知るイメージ

まえだ整形外科リウマチクリニックは、阪急神戸線・園田駅すぐの場所にあり、提携駐車場も完備しています。
尼崎市内はもちろん、西宮市や豊中市など阪急沿線からも通院しやすい立地です。

納豆をはじめとした食事の工夫で「予防」を、そしてDEXA法による骨密度検査で「現状を知ること」を。
日本整形外科学会 専門医・指導医が、あなたの骨の健康をサポートいたします。
骨のことで気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

まえだ整形外科リウマチクリニック
〒661-0953 兵庫県尼崎市東園田町5丁目140-1 共栄園田駅前ビル2F
TEL:06-6493-1000
LINE:LINEお問い合わせ
WEB予約:WEB予約はこちら

前田 俊恒

執筆者

まえだ整形外科リウマチクリニック

院長 前田 俊恒

資格

  • 医学博士
  • 日本整形外科学会(整形外科専門医・指導医・リウマチ医・運動器リハビリテーション医・スポーツ医・脊椎脊髄病医)
  • 日本リウマチ学会(リウマチ専門医・指導医・登録ソノグラファー・学会評議員・近畿支部評議員)
  • 日本リハビリテーション医学会(リハビリテーション科専門医・認定臨床医)
  • 日本リウマチ財団(登録医)
  • 日本骨粗鬆症学会(認定医)
  • 日本スポーツ協会(公認スポーツドクター)
  • 日本医師会(認定健康スポーツ医)
  • 義肢装具等適合判定医師
  • 日本医師会(認定産業医)
  • 身体障害者福祉法指定医
  • 難病指定医

所属学会

  • 日本整形外科学会
  • 日本リウマチ学会
  • 日本リハビリテーション医学会
  • 日本リウマチ財団
  • 日本骨粗鬆症学会
  • 日本骨代謝学会
  • アメリカ骨代謝学会
  • 日本人工関節学会
  • 日本脊椎関節炎学会
  • 日本関節病学会
  • 日本臨床リウマチ学会
  • 日本リウマチの外科学会
  • 中部日本整形外科災害外科学会
  • 日本スポーツ協会

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