執筆者
まえだ整形外科リウマチクリニック
院長 前田 俊恒
気になる症状がある方は、お気軽にまえだ整形外科リウマチクリニックまでご相談ください。
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)は、骨の密度や強度が低下し、骨がもろくなる病気です。日本では高齢化の進行にともない、1,000万人以上の方が骨粗鬆症を抱えているといわれています。
この病気の厄介な点は、自覚症状がほとんどないことです。知らないうちに進行し、ある日突然の骨折で初めて気づくケースも少なくありません。そのため、「沈黙の病気」と呼ばれることもあります。
転倒やくしゃみなどの軽い衝撃でも骨折する可能性があり、日常生活にも大きな影響を及ぼします。
骨粗鬆症になると、次のような症状が現れることがあります。
特に股関節(大腿骨頚部)、脊椎、手首などの部位で骨折リスクが増加します。わずかな衝撃でも骨折することがあります。
脊椎の圧迫骨折が原因で、慢性的な痛みが生じることがあります。
脊椎の骨折や骨の変形により、背中が丸くなる(亀背)、身長が縮むなどの姿勢変化が起こることがあります。
背骨の骨折は「圧迫骨折」と呼ばれ、背中が曲がったり身長が縮んだりする原因になります。大腿骨の骨折は特に注意が必要で、歩行が困難になり、そのまま寝たきりや要介護状態へとつながるリスクもあります。
一度骨折をすると、その後の骨折リスクがさらに高くなるため、早期の対策が重要です。
骨粗鬆症そのものが命に関わるわけではありませんが、骨折をきっかけに生活の質が大きく低下することがあります。介助が必要になったり、外出の機会が減ったりすることで、筋力や体力が落ち、健康寿命が短くなる傾向があります。
日本人の平均寿命と健康寿命の差は、男性で約9年、女性で約12年。この差の期間を、できるだけ快適に過ごすためにも、骨の健康を守ることが欠かせません。
当院は、骨粗鬆症の早期発見と適切な治療を通じて、患者さまの骨の健康と、健康寿命の延伸をサポートしています。
骨折を防ぐことは、
寝たきりを防ぐこと。
そしてそれは、これからの人生を安心して過ごす土台となります。
2025年に改訂された最新の『骨粗鬆症診療ガイドライン』に基づき、お一人ひとりの状態に合わせた治療と予防を実践しています。
骨粗鬆症の診断と治療において最も重要なのは、「骨の状態を正しく知ること」です。
当院では以下のような検査・評価をおこない、総合的に骨折リスクを判断します。
骨粗鬆症の治療法は年々進化しており、患者さまの状態や生活に合わせた治療の選択が可能になっています。
骨を強く保つためには、薬だけでなく生活全体の見直しも不可欠です。
当院では、骨粗鬆症と向き合う皆さまが日々できる予防習慣をしっかりとサポートしています。
骨粗鬆症は、次のような病気と併発していることも少なくありません。
当院では、整形外科とリウマチ専門医の視点を活かし、複数疾患のバランスを考えた診療をおこなっています。
日本では、骨粗鬆症と診断されても適切な治療を受けている方は約3割にとどまっているとも言われています。
当院では、まだ骨折していない方への早期アプローチをとても大切にしています。
骨粗鬆症は、加齢のせいだからとあきらめる必要はありません。適切な検査と治療によって進行を抑え、骨折を防ぐことができます。
「最近背中が丸くなった気がする」「健診で骨密度が低いと言われた」
そんな方は、どうぞお早めにご相談ください。
尼崎のまえだ整形外科リウマチクリニックは、地域の皆さまが健康にお過ごしいただけるよう、確かな技術と温かい支援で、骨粗鬆症の診療に取り組んでいます。