コラム

  • TOP>
  • コラム>
  • 久しぶりの実家で確認したい5つのこと 背・・・

久しぶりの実家で確認したい5つのこと 背中の丸まりは骨粗鬆症のサインかも

2026.09.09

敬老の日や秋のお彼岸で、久しぶりにご実家へ帰られる方も多い時期になりました。
玄関で出迎えてくれたお父さま・お母さまを見て、「あれ、少し背中が丸くなった?」「歩き方が変わった気がする」と感じたことはありませんか?

その小さな違和感は、単なる「年のせい」ではなく、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)のサインであることがあります。
骨粗鬆症は自覚症状が乏しいまま進むことが多く、ご本人よりもたまに会うご家族のほうが変化に気づきやすいという特徴があります。

尼崎市・園田エリアで骨粗鬆症の検査・治療を行うまえだ整形外科リウマチクリニックが、ご家族が確認したいチェックポイントと、転倒・骨折を防ぐためにできることを解説します。

こんなこと、気になっていませんか?

ご両親やご家族について、次のような変化に心当たりはありませんか。

  • 以前より背中が丸くなった気がする
  • 「身長が縮んだ」と本人が言っている
  • 歩くのが遅くなり、段差でつまずくことが増えた
  • ちょっとした段差や敷居でふらつく
  • 「転んだ」という話をあとから聞いた
  • 食が細くなり、体重が減ってきた

ひとつでも当てはまる方は、骨の状態を一度確認しておくことをおすすめします。

なぜ今、ご家族の「骨」に目を向けてほしいのか

骨粗鬆症は「痛みが出ない」まま進むことがあります

骨粗鬆症は、骨の量が減り、骨の内部の構造がもろくなっていく状態です。
高血圧や糖尿病と同じように自覚症状が乏しいことが多く、転倒して骨折してから初めて気づく方も少なくありません。
「痛くないから大丈夫」ではなく、痛くないうちに調べておくことが大切です。

これから冬に向かう季節は、転倒に注意したい時期

気温が下がると、厚着で動きにくくなったり、寒さで外出や運動の機会が減ったりします。
活動量が落ちると筋力やバランス機能が低下しやすく、転倒のリスクが高まりやすいと考えられています。
本格的な寒さが来る前のこの時期は、骨と足腰の状態を見直すのに適したタイミングです。

ご家族だからこそ気づける変化があります

毎日一緒に暮らしていると、少しずつの変化にはなかなか気づけません。
半年ぶり、一年ぶりに会うご家族だからこそ、「前と違う」という比較ができるのです。

実家で確認したい5つのサイン

サイン① 背中が丸くなった・身長が縮んだ

背中が丸くなる「円背(えんぱい)」や身長の低下は、背骨(椎体)がつぶれる圧迫骨折が起きているときにみられることがあります。
若い頃と比べて明らかに身長が縮んでいる場合は、背骨の変化が起きている可能性が指摘されています。
壁に背中とかかとをつけて立ってもらい、後頭部が壁につかない場合も、背中の丸まりが進んでいるサインのひとつです。

▶ 関連コラム:最近、身長が縮んだ気がする…知っておきたい骨粗鬆症と圧迫骨折の関係

サイン② 歩くのが遅くなった・つまずきやすい

横断歩道を渡りきれない、以前より歩幅が小さくなった、玄関の段差でつまずく――。
こうした変化は筋力やバランス機能の低下を反映していることがあり、転倒のリスクと関係すると考えられています。
骨がもろい状態で転倒すると、骨折につながることがあります。

サイン③ 「転んだ」話をあとから知る

サイン③ 「転んだ」話をあとから知る

ご本人は「大したことない」「心配をかけたくない」と、転倒を家族に話さないことがよくあります。
「最近転んだことはない?」と、責めない口調で具体的に聞いてみることが大切です。
一度転んだ経験があると、「また転ぶかもしれない」という不安から外出を控えるようになり、さらに活動量が減ってしまうこともあります。

サイン④ 食が細くなった・体重が減った

食事量が減ると、骨の材料となるカルシウムやたんぱく質が不足しやすくなります。
冷蔵庫の中身や食卓の様子をさりげなく確認し、食事が偏っていないかを見てみましょう。
また、日中に外へ出る機会が減ると、日光を浴びる時間も短くなります。日光を浴びることは体内でのビタミンDの生成に関わっており、ビタミンDはカルシウムの吸収に関わる栄養素として知られています。

サイン⑤ 家の中に「転びやすい場所」がある

高齢の方の転倒は、屋外よりも住み慣れた家の中で起こることが少なくありません。
帰省のタイミングで、次のような場所をチェックしてみてください。

  • 廊下や階段に置かれた荷物・新聞紙の束
  • めくれた敷物やすべりやすいマット
  • 床をまたぐ電気コード
  • 夜間のトイレまでの動線が暗い
  • 浴室に手すりがない・すべりやすい
  • スリッパのサイズが合っていない

骨粗鬆症を放置するとどうなる?

一度の骨折が、生活を大きく変えてしまうことがあります

骨がもろくなると、転倒などのわずかな衝撃でも骨折が起こることがあります。
特に太ももの付け根(大腿骨近位部)の骨折は、歩行能力の低下や生活の質の低下につながることがあると指摘されており、その後の生活に大きな影響を及ぼす場合があります。
背骨の圧迫骨折も、腰や背中の痛み、姿勢の変化を通じて日常生活のしづらさにつながることがあります。

骨折は「連鎖」することが知られています

一度骨折を経験した方は、その後に別の部位の骨折を起こしやすい傾向があることが報告されています。
だからこそ、最初の一回を防ぐこと、そしてすでに骨折を経験された方は次を防ぐための治療を続けることが重要です。

▶ くわしくはこちら:骨粗鬆症と骨折リスクについて

ご家族だからできる3つのサポート

① 受診のきっかけを一緒につくる

「病院に行って」と伝えるだけでは、なかなか行動につながりません。
「一緒に行こうか」「予約だけ取っておくね」と、最初の一歩を一緒に踏み出すことが何よりの後押しになります。
骨密度検査は、痛みをともなわない検査です。「健康診断の延長」として提案すると、受け入れていただきやすくなります。

② 家の中の環境を見直す

帰省中に、廊下の荷物を片づける、めくれた敷物を留める、夜間の動線に足元灯を置くなど、その日のうちにできる工夫から始めてみましょう。
手すりの設置などは、お住まいの自治体の制度が利用できる場合があります。

③ 食事と運動を「一緒に」楽しむ

骨の健康には、カルシウム・たんぱく質・ビタミンD・ビタミンKなどをバランスよくとることが大切だとされています。
また、散歩などの体重がかかる運動は、骨や筋力の維持に役立つと考えられています。
「一緒に散歩する」「一緒に食事をとる」といった時間そのものが、継続の力になります。

▶ くわしくはこちら:骨粗鬆症の予防(運動・食事)について

まえだ整形外科リウマチクリニックの骨粗鬆症診療

当院では、日本整形外科学会 専門医・指導医である院長が、骨粗鬆症の検査から治療、リハビリテーションまで一貫して対応しています。

DEXA法による精密な骨密度検査

DEXA法による精密な骨密度検査

当院ではDEXA(デキサ)法による骨密度検査を行っています。
腰椎と大腿骨(太ももの付け根)を測定する方法で、骨粗鬆症の診断において広く用いられている検査です。
検査は着衣のまま横になっていただくだけで、痛みはありません。

▶ くわしくはこちら:骨密度検査について

丁寧なヒアリングからのオーダーメイド治療

骨粗鬆症の治療は、お一人ひとりの骨密度・骨折歴・持病・服用中のお薬・生活スタイルによって最適な選択肢が変わります。
当院では初診時に丁寧に時間をかけてお話をうかがい、通院のご都合やご希望も踏まえたオーダーメイドの治療プランをご提案します。
遠方にお住まいのご家族が付き添われる場合も、ご一緒にご説明いたしますのでお気軽にお申し出ください。

理学療法士・作業療法士によるリハビリテーション

骨を守るためには、転ばない体づくりも欠かせません。
当院では理学療法士・作業療法士が、バランス訓練や筋力強化、日常生活動作の工夫まで含めてサポートします。
薬物療法・運動療法・生活指導を組み合わせたチーム医療で、患者さまの生活を支えます。

▶ くわしくはこちら:リハビリテーションについて

まずはセルフチェックから始めてみませんか?

「うちの親は大丈夫かな」と気になった方は、まず当院の骨粗鬆症セルフチェックをお試しください。
簡単な質問に答えるだけで、受診の目安がわかります。ご本人と一緒に確認していただくのもおすすめです。

骨粗鬆症のセルフチェックはこちら

尼崎市・園田で骨粗鬆症の検査・治療をお探しの方へ

尼崎市・園田で骨粗鬆症の検査・治療をお探しの方へ

まえだ整形外科リウマチクリニックは、阪急神戸線・園田駅すぐの場所にあり、提携駐車場も完備しています。
尼崎市内はもちろん、西宮市や豊中市など阪急沿線からも通院しやすい立地です。

背中の丸まりや身長の変化、歩き方の変化が気になる方、ご家族の骨の状態が心配な方は、お気軽にご相談ください。
日本整形外科学会 専門医・指導医が、検査から治療まで丁寧にご対応いたします。

まえだ整形外科リウマチクリニック
〒661-0953 兵庫県尼崎市東園田町5丁目140-1 共栄園田駅前ビル2F
TEL:06-6493-1000
LINE:LINEお問い合わせ
WEB予約:WEB予約はこちら

前田 俊恒

執筆者

まえだ整形外科リウマチクリニック

院長 前田 俊恒

資格

  • 医学博士
  • 日本整形外科学会(整形外科専門医・指導医・リウマチ医・運動器リハビリテーション医・スポーツ医・脊椎脊髄病医)
  • 日本リウマチ学会(リウマチ専門医・指導医・登録ソノグラファー・学会評議員・近畿支部評議員)
  • 日本リハビリテーション医学会(リハビリテーション科専門医・認定臨床医)
  • 日本リウマチ財団(登録医)
  • 日本骨粗鬆症学会(認定医)
  • 日本スポーツ協会(公認スポーツドクター)
  • 日本医師会(認定健康スポーツ医)
  • 義肢装具等適合判定医師
  • 日本医師会(認定産業医)
  • 身体障害者福祉法指定医
  • 難病指定医

所属学会

  • 日本整形外科学会
  • 日本リウマチ学会
  • 日本リハビリテーション医学会
  • 日本リウマチ財団
  • 日本骨粗鬆症学会
  • 日本骨代謝学会
  • アメリカ骨代謝学会
  • 日本人工関節学会
  • 日本脊椎関節炎学会
  • 日本関節病学会
  • 日本臨床リウマチ学会
  • 日本リウマチの外科学会
  • 中部日本整形外科災害外科学会
  • 日本スポーツ協会

電話06-6493-1000

LINE

WEB予約

Web予約

AIチャットに質問